インターフェロンが細胞を守るシクミ

前回よりインターフェロンについて触れておりますが、今回も続けて説明してまいります。

インターフェロンはウイルス感染に抵抗する働きがあり、細胞がウイルスに感染した時、感染した細胞と白血球がインターフェロンを分泌し、近隣の細胞はインターフェロンの情報を取得することでウイルスの攻撃を知り、ウイルス侵入に対する防衛策を開始します。

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感染した細胞はもちろん死んでしまいますが、近隣の細胞はウイルスの侵害から免れ、ウイルスの拡散を避けます。個々の細胞の自己犠牲で、個人全体として生き残ることができるようになります。

簡単な図解にしてみると・・・・
細胞がウイルスに感染 → 感染した細胞は死滅

細胞がウイルスに感染した際に感染した細胞と白血球がインターフェロンを分泌

インターフェロンが近隣の細胞のインターフェロンと結合して、近隣の細胞には防御のしくみができる

ウイルスが近隣の細胞に侵入できず、ウイルスが拡散できない

近隣の細胞は生き残る

このような細胞の自己犠牲により細胞は生き残るというわけです。

インターフェロンとプロバイオティクスの関係

インターフェロンは、ナチュラルキラー細胞の細胞滅殺機構においても関係します。

ナチュラルキラー細胞は、活性化された後にインターフェロンを放出し、インターフェロンは特異性免疫の生成を導く結果、癌細胞を死滅させます。
また、血管新生を阻害し、がん細胞が栄養素を得ることができないようにし、最後は餓死させます。

インターフェロンは抗アレルギー、抗ウイルスおよび抗癌の免疫機能において大きな役割をはたします。

woman suffering from headache

こうしたことから、インターフェロンは、プロバイオティクスのパーソナライズのスクリーニングに最良の指標とされます。
ある種のプロバイオティクスが、その人の免疫細胞のインターフェロン生成を最大限に刺激できれば、そのプロバイオティクスが抗アレルギー、抗ウイルス、抗腫瘍で最大の効果を発揮していることを示し、その人にとって最高のプロバイオティックの菌株であることを示しています。

したがってプロバイオティクス摂取の目的が、アレルギー症状の改善なのか、あるいは免疫力の引き上げ、ウイルス感染予防、癌の予防である場合は、インターフェロンを自己にとって最適の菌株を選び出す生物学的指標として使用する必要があります。

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